樹海2日目

hirosumi2006-03-18

午前中はネイチャーガイドツアーなるもので、地元のガイドさんの案内を受けながら樹海散策。午後はロープウェイでカチカチ山。登山。
まずはコウモリが生息している蝙蝠穴という洞穴へ。ここは冬季は閉鎖されていて、なんと今日はオープン初日だった。洞穴自体は昨日入った2つの穴よりかなり大きい。ドラクエでいうなら馬車が入れるか入れないかみたいな感じ。
ときどきいなばうあーしながら進んだ奥に、立ち入り禁止のコウモリ保護区域があって、手を伸ばせば届くくらいの距離で昼寝してるコウモリの姿を見ることができた。意外と小さい。

ガイドさんは定年退職した学校の先生みたいな感じの人。ところどころ立ち止まって解説が入る、といったスタイル。
おもしろかったのは樹海の木の生え方。なにせ下は玄武岩なので根を垂直方向に伸ばすことができない。根は横へ横へ伸びて周囲の木の根と絡まることで本体を支えている。実際倒木を見ると幹に対して根が垂直になっていた。しかしながらある木があまりにも成長すると、今度は日光を遮ることになってまわりの低木を枯らしてしまい、根は幹を支えきれなくなって木は倒れることになる。その結果樹海の木の樹齢には一定の限界があるそうだ。

もうひとつは、「樹海では方位磁石が使えない」という噂の真相。某トリビアか何かで否定されていたみたいだけど、実際地面に方位磁石を置くと針がブレました!やっぱり玄武岩中の磁鉄鉱のせいのようです。ただそんなに磁力が強いわけではなく、80cmくらいの高さまで持ち上げると正しい方角を示すようです。まあ樹海ではコンパスは手で持って使いなさい、ということみたいです。

午後は天気があやしかったけれど、ロープウェイにのってカチカチ山。強風でいつ運行中止になるかというスリル。観光案内曰くあの昔話の舞台らしいけれど、信頼度は桃太郎の舞台並か。普通はそのまま降りてくるのだろうけれど、誰が言い出したか山頂まで上ることになって結局登山。ちっちゃなコンクリート製の、平成にできた社があっただけだった。